Sunny北加の日記

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2017年
09月21日
12:40

液体生検は治療作用可能な固形腫瘍に対して非常に敏感である

液体生検による突然変異検出は治療作用可能な固形腫瘍に対して非常に敏感である
Liquid Biopsies Are Highly Sensitive for Actionable Mutations in Solid Tumors
http://www.cancertherapyadvisor.com/esmo-2017/solid-tumor...

次世代シークエンサー(NGS)を使っての循環腫瘍DNA(ctDNA)検出は、臨床的治療が可能な進行性固形腫瘍突然変異を検出するに非常に敏感であると、今年スペインで行われて欧州腫瘍学会(ESMO)で発表されたとの記事です。この研究は進行した固形腫瘍患者30,024人から35,492の血漿サンプルの体細胞ゲノムプロファイルを分析した。 分析には、NGSを用い73遺伝子まで検出された。 分析された腫瘍種類は、非小細胞肺癌(NSCLC; 39%)、乳癌(16%)、結腸直腸癌(10%)および他の固形癌(35%)であった。(固形癌内にGISTも含まれています。)

この研究で、19%の患者サンプルから米国FDAの承認を受けたターゲット薬に耐性を示すctDNAの変異の86%(範囲82%~88%)を見とどけた。これら耐性を示す変異はSCLC、乳癌、結腸直腸癌、および前立腺癌、黒色腫、およびGIST腫瘍らの18%が標的薬剤に耐性を示すと同定された。

説明とコメント:
液体生検 Liquid Biopsyは採血にて血液内に流れている極少量の腫瘍ゲノムのかけらctDNA(Circulating Tumor DNA)を NGS (Next Gen Sequencer 次世代シークエンサー) で検出する近代的な生検方法です。腫瘍組織をじかにPCR方法でゲノム変異検出するより簡単です。凄い利点は採血だけでリアルタイムで治療効果が解る事が可能です。液体生検はGISTにはレゴラフェニブ治験に使われ、その実用性が証明されました。現行中の日本独自のRESET試験でも使われると書かれています。

NGS次世代シークエンサーの発展、進歩は著しく、新機器を評価、比較するサイトも読んでいますが、最終的にどうなるかもこれを複雑にしているでしょう。それより基本的なのはどの極少量の腫瘍ゲノムのかけらctDNAが腫瘍の悪性化、治療効果に直接的に関係するかを同定することでしょうか。

液体生検は治療効果をリアルタイムで正確に観測できる素晴らしい利点は明確です。私のStanford大学病院の治療医によると乳がん、肺がんにはもう使われているとの事でした。GISTはまだらしい。

NGS次世代シークエンサーも急速に安価になり、その正確度も上がってきていますから、CT, MRI費用より相当(10分の1以下に?)治療費の負担が軽くなるでしょう。現在の(懐の深い)製薬会社主催でない、医師団による従来のCT, MRIの画像による病状進展と液体生検結果推移との相関を確立しないと、保険(多分FDA)認可がおりなく臨床的に使えないでしょう。だと、日本、ヨーロッパなどの国が保険屋ですから、その財政的な利点を考慮すれば、政府先導の液体生検実用化研究が一番可能性が高いと思いますが。これを政府に押す人は何処にいるの? 医師団? がん患者サポートグループ? 機器会社? 

添付したのは数日前から今年も咲いてくれたジンジャーの花です。すごく良い香りの花です。朝日で明確に撮れたと思っています。他はシソとアスパラガス ファーンの花です。
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