Sunny北加の日記

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2018年
10月06日
13:31

DCC-2618の複数変異GISTへの効能

今二つのGIST治療薬の治験Phase IIIが進行中です。主に欧米ですが、アジアでも各々一か所で行われていますが、日本ではありません。今年1月に「DCC-2618 期待できるGIST治療薬」
http://gist.sns-park.com/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_d...
でPhase I治験結果を報告しました。その図2にDCC-2618とBlu-285 の治験Phase Iの腫瘍径合計縮小度を示すグラフをポストしました。でもDCC-2618治験参加者のGIST変異の情報ぬきです。最近それを示すグラフを見つけました。それを添付しました。

このグラフはWater Fall Graph (滝グラフ) と呼ばれ、縦軸は腫瘍三径合計の増大、縮小度(%)です。54人の腫瘍径変化が示されています。青色はイマチニブ後の第二線薬、そして赤茶色はイマチニブ、スニチニブ服用後の第三線薬としてDCC-2618を服用した結果です。*は第三線治験の服用量150㎎以下を呑んでいた患者さんの結果です。

グラフ下部の灰色の中のブルータイルは治験加入前の液体生検 (Liquid Biopsy) で血液内で検出されたctDNAゲノム変異を示します。この中の二人はPDGFRAの変異で#で示されています。ブルータイルがないのはゲノム変異が確認できなかった患者さんで、多分ワイルドタイプではないでしょう。

観察とコメント:
サンプルサイズが小さく統計的に有意義でないかもしれないが:
1. 第二線薬、第三線薬としてのDCC-2618服用の効能に差がない。
2. Exon11変異のGISTの第二変異の殆どはExon13, 14、17で起こっているが、変異が2か所のGISTにDCC-2618の効能が比較的に良いようだ。
3. 変異が3か所またはそれ以上のGISTにDCC-2618の効能が良くない。
4. 第二変異にExon14が起こっているGISTにはDCC-2618の効能が比較的に良くない。
5. Exon9のGISTにDCC-2618の効能が比較的に良いようだ。
6. DCC-2618はPDGFRA変異にはあまり効果がないようだ。

PDGFRA変異にはBlu-285の100%の効能(二番目の画像)は素晴らしいですが、この薬の副作用はグリベックと同じほどですが、ちょっと難しい認知障害の副作用があり、承認になるか疑問のうわさをこちらのポストで読んでいます。

ちなみにDCC-2618はEMA(European Medicines Agency), ヨーロッパのFDA, にFast Track扱いに指定されていますが、FDAには指定されていません。Blu-285はFDAにFast Track指定されています。

最後は1週間ほど前に月下美人7個の満開の翌朝の写真です。
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